2023年9月15日、畿央大学は、低回生から将来の理学療法士像を考える機会を創出することを目的に、初めての「理学療法学科2回生×卒業生交流会」を開催した。
「理学療法学科2回生×卒業生交流会」には、卒後1~3年目の理学療法士として働く卒業生11名と理学療法士を目指す在学生約60名が参加。グループに分かれ座談会形式で交流を深めた。畿央大学の理学療法学科は、関西私大初の4年制大学の理学療法学科として、これまで1,100名を超える卒業生を輩出してきた。その歴史の長さならではのタテの繋がりを活かし、卒業後間もない卒業生と在学生の交流により豊かな職業観を養い、大学でのキャリア形成の充実を図っている。また在学生はもちろん、卒業生にとっても原点回帰となり、理学療法士としての更なる飛躍を後押しするきっかけとすることも本企画の目的の一つである。
理学療法士として卒業生が働く領域は、急性期、回復期、スポーツ、小児と多岐にわたる。卒業生たちは、それぞれの病院の特徴や仕事内容、また、現在の業務内容だけでなく、理学療法士としてのやりがいや大学生活のことまで、自身のこれまでの様々な経験を学生たちに伝えた。最初は少し緊張する様子が見受けられた学生も、年齢の近い先輩との交流を通して徐々に打ち解け、現在の学校生活や勉強に関する悩みを相談する姿もみられた。
参加した学生からは「実際に働いているイメージがついた」「今大変と感じていることが、誰もが通る道だと分かって安心した」「自身の関心のある分野について詳しく聞けたので良かった」「理学療法士としてのやりがいを聞けて、素敵な仕事だと再認識し、勉強へのモチベーションアップになった」、卒業生からは「在学生と話しているうちに自分自身を振り返る機会にもなった」との感想が聞かれ、双方にとって有意義な時間となったようだ。