立教大学は6科目型の大学入試センター試験利用入試を 2019年度から導入する。2018年11月1日に募集要項を発表した。
センター試験利用入試は、センター試験を受ける受験生が、センター試験利用入試を行っている私立大学に出願するだけで合否が決まる入試方式。メリットは、センター試験を受けるだけで複数の大学や学部学科に出願できること、国公立大学の志願者が併願しやすいこと、地方の生徒も地元で受験できるため出願しやすいことなどが挙げられる。
センター試験利用入試で6科目型を行っている主要な私立大学は、早稲田大学、明治大学、法政大学、中央大学法学部など。立教大学でも3科目型、4科目型に加え、2019年度から国立志願者も受けやすい6科目型を導入する。立教大学の大学入試センター試験利用入試は、2018年12月1日にweb出願システムを公開し、2019年1月7日(月)~1月18日(金)の間で出願を受け付ける。
また立教大学では、2018年度より、英語運用能力の高い学生を積極的に受け入れることを目的に「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を評価する英語資格・検定試験を活用した「英語外部試験利用制度」を導入。「大学入試センター試験の英語得点」と「英語資格・検定試験のスコアの換算得点」の、いずれか高得点の方を合否判定に採用している。
なお、立教大学では入学前予約型の給付奨学金制度を設けており、一般入試とセンター試験利用入試の受験生に適用される。日本国内の1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)以外の高等学校等出身者は「自由の学府奨学金」、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の高等学校等出身者は「セントポール奨学金」が利用できる。「自由の学府奨学金」は原則4年間給付(継続審査あり)し、年額50万円、理学部は年額70万円。「セントポール奨学金」も原則4年間給付(継続審査あり)し、年額40万円、理学部は年額60万円給付。どちらも申請は 2019年1月に受け付ける。