2024年2月20日、金沢星稜大学人間科学部こども学科 井上ゼミナールの学生たちが、石川県加賀市の湖北小学校で理科のワークショップ授業を行った。
金沢星稜大学人間科学部こども学科は、地域社会における「こども」の諸課題を把握し、その解決に貢献できる「こどもスペシャリスト」を目指している。学生の主体的な参加を促すアクティブラーニングを中心に、2つの附属幼稚園や金沢市内の小学校やこども関連施設と連携し、地域や現場のプロフェッショナルから学ぶ実践的な教育を行っている。また近年では、ICTを活用した創造的な活動や海外との連携事業でもユニークな取り組みを行っている学科として注目されている。
今回、井上ゼミの学生たちが訪れたのは、柴山潟の湖畔に建つ湖北小学校。4年生を対象に「空気の力」をテーマに理科の授業を実施。温められた空気が冷えることによって収縮する力を体験的に学んでもらおうと、フラスコを冷やすことによってゆで玉子がフラスコ内に吸い込まれていく実験を行った。子どもたちの主体的な活動を促しながら、世の中の不思議について学ぶ喜びと感動を味わってもらいたいとゼミ生全員がチームになってひとつの授業の実施に取り組んだ。
授業を終えたゼミ生からは、「児童たちが『なんで!』『すごい!』と興味津々になって、活動に取り組む姿を見ることができて、とてもやりがいを感じました。授業が終わった後には、児童に『学校でやらない実験ができてとても楽しかった。』と言われ、教科書にはない体験をさせてあげることができて嬉しかったです。また、加賀市には近くに大学がないため、児童にとって大学生が授業をしてくれることが新鮮だったと思います。」「実際に授業をする中で、『より良い授業とは何か?』について考えたり、改善点を見つけたりすることもできました。子どもたちの反応の違いをよく観察することで自分自身の授業について振り返り考え直すことができますし、これからのワークショップの活動に繋げていくことができたら良いなと感じました。さまざまな小学校を訪問させて頂き、ワークショップの活動を行っていく中で、子どもとともに私たちも成長することができ、大きな学びになっているように思います。」との感想が聞かれた。
参考:【金沢星稜大学】【こども学科/井上ゼミナール】加賀市の小学校でワークショップ「(理科)空気の力」の授業実践を行いました