武蔵野大学経営学部経営学科(東京都江東区)は、株式会社 日本でいちばん遊んでる会社(神奈川県横浜市)と共同で、メタバース上で体験できる模擬授業を企画・構築した。世界的オンラインゲームであるフォートナイト(Fortnite)のプラットフォームを活用して構築されたメタバースの中での大学の模擬授業は日本初の試み。
参加希望者は、フォートナイトに入り、「武蔵野大学」などと検索して体験スタート。現実と同じスケールで建物等が再現されており、駅から大学までの通学経路もリアルに表現されている。 遠方の参加者がリアルのオープンキャンパスに参加する前の下見に活用することも可能。参加者は、現役教員(武蔵野大学経営学部 高橋 大樹 准教授)をモデリングしたアバターから、学科の名物講義の一つである《経営戦略》で実際に行われている「コンビニの立地戦略」というトピックを、体験することもできる。また、空間をワープしたり、疾走感あるジェットコースターのようなレールを使って移動したり、メタバースならではの没入感あふれる仕掛けも用意。ただし、フォートナイトが初めての方は、ダウンロードする必要がある。
この企画を行った武蔵野大学経営学部経営学科の教育理念の一つは、「机上の学び」と「臨場の学び」をリンクすること。新たにメタバースを利用することで、入学を前に経営学部経営学科での学修体験を提供するとともに、メタバース空間で展開される、机上で得られる概念的な知識と、仮想世界で得られる体験的な技能の融合により、新世代に求められる能力開発に繋がることが期待できるとしている。