東京薬科大学は地域に貢献できる薬剤師の育成を目指し、山梨県と包括連携協定を結んだ。山梨県に薬科大学や薬学部がなく、薬剤師不足が深刻化しつつある中、入学試験に山梨枠を設けるなどして人材確保に協力する。

 東京薬科大学によると、協定の締結式は山梨県甲府市の山梨県庁であり、長崎幸太郎山梨県知事と三巻祥浩東京薬科大学学長が協定書に署名し、握手を交わした。
連携・協力事項は
・山梨県内の薬剤師確保
・薬剤師の生涯学習推進
・理系人材の育成
・薬学・生命科学領域の調査・研究推進
-など。

 東京薬科大学は入学試験に山梨枠を設けて山梨県への薬剤師就職を促すほか、山梨県北杜市の薬用植物園で種の保存を目指した栽培協力、大規模災害時の薬剤師派遣などでも山梨県に協力する。

 山梨県には薬科大学や薬学部を有する大学がなく、圏域ごとの薬剤師偏在が大きな課題になっている。感染症予防や大規模災害時の被災者健康維持にも十分な数の薬剤師が必要で、山梨県から比較的近い東京都八王子市にキャンパスを置き、山梨県出身者が多く学ぶ東京薬科大学に連携を求めた。

参考:【東京薬科大学】山梨県×東京薬科大学 地域に貢献できる薬剤師等の人材育成に向け包括連携協定を締結

大学ジャーナルオンライン編集部

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