大阪大学は1日付で経営顧問に元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの桐谷重毅氏を招聘した。証券会社や資産運用会社の第一線で活躍してきた経験を生かし、大阪大学の財務基盤強化に向けて適切な助言を期待している。

 桐谷氏は京都大学法学部卒。1985年に大和証券(現大和証券グループ本社)に入社し、米カリフォルニア大学バークレー校経営大学院に留学してMBA(経営学修士)を取得した。1998年にゴールドマン・サックス証券に入り、マネージング・ディレクターやマーチャント・バンキング部門の責任者を務めたあと、ゴールドマン・サックスグループの資産運用会社に当たるゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントに移り、2011年から社長、2022年から会長を務めた。

 大阪大学は教育や研究、経営などすべての活動につながる中長期的経営計画の「OUマスタープラン」を掲げている。この中の経営に関する目標達成に向け、証券会社や資産運用会社の第一線で活躍してきた桐谷氏の助言を求めて財務基盤の強化を進める方針。

参考:【大阪大学】大阪大学の経営顧問に元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの桐谷重毅氏が就任

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