鹿児島大学は鹿児島県内で就職が決まった学生に対し、海外研修費や国内視察費、資格取得費などを支援する2024年度第1期地域貢献人材育成事業の概要をまとめた。2024年度から県内の公立学校教員採用試験合格者を対象に加え、海外研修だと20~60万円を給付する。

 鹿児島大学によると、支援はOBや地元経済界などからの寄付金で運営する鹿児島大学「進取の精神」支援基金を活用し、毎年行っている。第1期は6月1日以降に鹿児島県内に本社・本部を置く企業や団体に就職が内々定し、大学卒業や大学院修了と同時に就労を予定する卒業・修了見込み者を対象とする。

 支援内容は海外研修に20~60万円、就職後の実務に役立つ国内視察が7万円、国家資格や簿記、ITスキルなどの各種資格取得、外国語検定など受検に向けた有料講習受講などに5万円を給付する。地域人材育成プラットフォームのプログラム実践者は別途、就職準備金10万円を支給する。2024年度は10月ごろをめどに第2期募集を予定している。

参考:【鹿児島大学】鹿児島県内への就職内定者対象~2024年度第Ⅰ期鹿大「進取の精神」支援基金地域貢献人材育成事業

鹿児島大学

南九州から世界に羽ばたくグローカル教育研究拠点をめざして

鹿児島大学は、9つの学部と9つの大学院研究科を擁し、約9,000名の学部学生と約2,000名の大学院生(うち留学生約300名)、併せて約11,000名の学生が在籍。学生一人ひとりの潜在能力の発見と適性の開花に努め、幅広い教養教育と高度な専門教育を行うとともに、[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。