新潟大学は第2回大学・高専機能強化支援事業(支援2)に選ばれ、2025年度より大学院自然科学研究科、博士前期課程の電気情報工学専攻(入学定員122名)を15名増員し、コースを再編して情報社会デザイン科学コースを新設する。これにあわせて創生学部は、文理を問わず大学院進学に必要な専門性を身につけられる「DX共創コース」(入学定員20名)を新設する。また、工学部は学校推薦型選抜Ⅰ型に女子枠(募集人員5名)を新設。創生学部と工学部も2025年度からの変更となる。

 新潟大学によると、自然科学研究科の博士前期課程は、2専攻7コースで構成されているが、電気情報工学専攻・情報工学コースと材料生産システム専攻・社会システム工学コースを統合して、電気情報工学専攻の中に情報社会デザイン科学コース(募集人員59名)を新設する計画。情報社会デザイン科学コースは文理融合の要素を取り込み、様々な学生が同じコースで学ぶことにより、多様な観点で課題に取り組み、解決方法を検討することができる能力を養うことを目的としている。

 また創生学部(入学定員65名)は、既設の創生学修課程を「創生学修コース」(入学定員50名)とし、「DX共創コース」(入学定員20名)を新設。学部全体としては5名増員する。新設する「DX共創コース」は、データやデジタル技術の観点から、課題解決と価値創造の方法論を修得し、大学院進学に必要な専門性を身につける。

 工学部は学校推薦型選抜Ⅰ型の「知能情報システムプログラム」で、専門枠に加えて女子枠(募集人員5名)を新設し、その分の定員を増員する。専門枠と女子枠は併願はできない。数学の基礎学力試験と面接、書類審査で選抜する。工学部の他コースは女子枠はなく専門枠のみの募集となる。

参考:【新潟大学】高度情報専門人材を輩出するため、令和7年度から 「工学部」「創生学部」「自然科学研究科」の 入学定員を増員します

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