金城学院大学では、2026年4月に5つの新たな学科を設置構想中であることを公表した。既存の文学部には国際英語学科と総合歴史学科を、新学部として経営学部(経営学科)とデザイン工学部(建築デザイン学科、情報デザイン学科)の2学部を新しく設置構想、再編する。決定すれば7学部12学科体制となる。なお、内容は現在計画中であり変更される可能性がある。
文学部・国際英語学科(仮称)では、英米文化または英語研究の科目群を通して専門知識と明晰な思考力を養うカリキュラムに通訳・翻訳、エアライン、児童英語教育、観光、ビジネスに関する5つのプログラムを用意し、様々な分野で世界諸地域の人々と協働しながら主体的に活躍できる人材を養成する。また、総合歴史学科(仮称)では、日本、アジア、西洋の歴史を学び、異なる歴史的背景をもつ人々と協働し、自身の思考力と判断力を用いて国際社会に貢献できる人材を養成する。
経営学部・経営学科(仮称)では、経営課題・社会課題に高い関心をもち、自らの理想とするキャリアを実現するため、経営、マーケティング、会計、生活に関する知識と技能をもつ人材を養成。ビジネスに携わる人たちの仕事や考え方、企業や組織の仕組みを分析し、充実したキャリアを形成するための知識や技術を学ぶ。
デザイン工学部・建築デザイン学科 (仮称)では、住居・建築・インテリア・まちづくりに関する幅広い専門知識とデザイン手法に加え、インクルーシブデザインの視点を重視し、プロジェクト科目を通じてそれらを統合し実践的に学ぶカリキュラムを展開。地域や社会の課題を解決しうる建築デザインの提案と、様々な分野の人々と協働しながら共生社会の実現に貢献できる人材を養成する。また、情報デザイン学科 (仮称)では、情報分析力、AI活用力、コンテンツ制作力などの情報力を身につける学びを通じてソフトウエアやシステムの提案、デジタルコンテンツの制作に取り組む力を活用しながら、課題解決のための方策を計画し実行することができる人材を養成する。
なお、2025年度募集の時点で7学部以上を持つ女子大学は、武庫川女子大学(兵庫県・13学部)、安田女子大学(広島県・8学部)、日本女子大学(東京都・7学部)、椙山女学園大学(愛知県・7学部)、京都女子大学(京都府・7学部)がある。