昭和女子大学は、大学通信の2024年「進路指導教諭が評価する大学」ランキングの11項目中6項目で、全国の女子大学で1位を獲得した。
「進路指導教諭が評価する大学」は、大学通信が全国約3000の高校の進路指導教諭を対象に行った11項目から成る調査(回答766校)。11の項目中、昭和女子大学は「グローバル教育に力を入れている大学」、「改革力が高い大学」、「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」、「面倒見が良い大学」、「就職に力を入れている大学」、「教育力が高い大学」の6項目で、全国の女子大学で1位を獲得した。
1位を獲得した項目における昭和女子大学の取り組みは以下の通り。
<教育力が高い大学>
グローバル教育、プロジェクト型学修、キャリア教育を軸に全学生に様々な学びの機会を提供。高い専門性を養う教育を目指し、専門分野にとどまらず、社会で必要とされる能力をより実践的な学びの展開で教育している。
<グローバル教育に力を入れている大学>
1988年開学の海外キャンパス「昭和ボストン」、55の海外協定校、隣接するアメリカの州立テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)への留学プログラムを全学生に提供。また、TUJや4か国5つの協定大学との間で、2つの学位(学士号)を取得できる「ダブル・ディグリー・プログラム」を実施し、すでに90人以上の修了生を輩出している。
<改革力が高い大学>
2010年「健康デザイン学科」、2013年「グローバルビジネス学部」、2017年「国際学部」「食安全マネジメント学科」、2018年「会計ファイナンス学科」、2020年「環境デザイン学部」を設置。より社会と学生のニーズに応えるため、2025年「国際学部」を改組。2026年には「総合情報学部(設置構想中)」を新設する計画。
<入学後、生徒を伸ばしてくれる大学>
学生の積極的な学び、チャレンジを推進し、「プロジェクト型学修」では、企業や自治体と協働するプロジェクトを100以上展開。各学科で学んだ専門知識を深める学科独自のプロジェクトのほか、学科横断型のプロジェクトでは、異なる専門知識をもつ学生が専門知識を共有し新たな学びに発展させている。
<面倒見が良い大学>
教育の場では学生と教員の距離が近く、授業・ゼミ活動など個々の学生に対し丁寧な指導を実践。また、クラスアドバイザーを配置し、学生生活や進路など学生の成長を支援する体制を整備している。
<就職に力を入れている大学>
2023年度卒業生の実就職率※ランキング(大学通信調べ)では、卒業生1,000人以上の女子大学で1位を獲得。①キャリア教育②就職支援プログラム③社会人メンター制度、の3つの柱で支援している。「社会人メンター制度」では、卒業生以外も含む社会人女性約370人がメンターとして登録。ロールモデルとして、仕事内容、働き方、キャリア形成についてアドバイスをし、学生のキャリアデザインを支援している。
※実就職率=就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100