2024年10月11日、畿央大学は、河合町(奈良県北葛城郡)ならびに株式会社森本組と「歴史的建造物旧豆山荘の持続可能な利活用に関する協定」を取り交わす調印式を河合町役場で行った。
「歴史的建造物旧豆山荘の持続可能な利活用に関する協定」は、文化的価値のある河合町役場敷地内にある歴史的建造物・旧豆山荘の保存方法や活用方法を産官学で協力しながら検討することを主眼として河合町、森本組、畿央大学の三者連携協定を締結した。
旧豆山荘は、大和鉄道(現:近鉄田原本線)の敷設を行った実業家で、政治家でもある森本千吉氏が大正12年に建てた邸宅であり、昭和23年に河合村所有となり、その後、村役場として利用された。昭和46年に河合町が発足すると、新庁舎建設のため一部取り壊しが決定し、往時の半分以下の規模に縮小。現在は、主屋と和洋折衷の離れ、棟門が残っている。
調印式には、河合町から森川喜之町長、疋田俊文議長、佐藤壮浩副町長、上村欣也教育長、上村卓也総務部長、森本組から具足貴史大阪支店支店長、原田美治総務部長、畿央大学から冬木正彦学長、三井田康記人間環境デザイン学科 学科長、地域連携センター長が出席。協定の趣旨についての説明後、森川町長、具足大阪支店支店長、冬木学長が協定書に署名した。
今後は河合町・森本組と畿央大学が相互に協力し、河合町において安らぎの場を提供するなど、若い学生が関わることにより新たな事業を展開できるよう取り組んでいく。