立命館大学では、2026年度入学試験一般選抜の「学部個別配点方式」(2026年2月7日実施予定)において、独自作問による『情報』を新たな出題教科として導入する「学部個別配点方式(情報型)」を6学部を対象に新設すると発表した。
同大学は2025年度入試において、7学部を対象に「共通テスト併用方式(情報活用型)」を新設するなど、共通テストの『情報』を活用した入試を新たに採用している。2026年度入試では学部個別試験にも『情報』を活用した入試が追加されることになる。
「学部個別配点方式(情報型)」には英語・国語・情報の3教科で受験する「情報型文系」と、英語・数学・情報の3教科で受験する「情報型理系」を設定する。『情報』の出題範囲は「情報Ⅰ」。「学部個別配点方式」の異なる型との併願はできない。
「情報型文系」は経営学部、総合心理学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部で実施する予定。「情報型理系」の実施予定学部は映像学部、情報理工学部。『数学』の出題範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)とする。
教科・科目ごとの配点の詳細や、今後新たにこの方式を実施する学部については、2025年3月中に「2026年度入学試験概要」にて改めて公表する。また、『情報』の出題形式等については、受験生が参考にできるよう2025年夏までに試作問題を公開する予定。今後変更が生じる場合は入試情報サイトに掲載するほか、2025年6月発行予定の「入試ガイド 2026」に確定情報を掲載する。
河合塾の調査によると、2025年度入学試験一般選抜の個別試験に『情報』を選択できる大学は、国公立3校【電気通信大学(情報理工 昼間)、高知大学(理工 情報科学)、広島市立大学(情報科学)】、私立大学は49校【慶應義塾大学(総合政策、環境情報)、東洋大学(情報連携)、京都産業大学(情報理工、理学)など】となっている(2024年8月末時点)。
参考:【立命館大学】2026年度立命館大学入学試験の変更点について(予告) <本学独自試験における「情報」を導入した入試方式の設定について
【河合塾 情報教員応援サイト】2025年春 教科「情報」による個別学力検査・一般入試を実施する大学