和歌山県和歌山市にあるカトリック系私立短期大学の和歌山信愛女子短期大学が、2026年度から学生募集を停止する。2025年度から男女共学の和歌山信愛短期大学となる予定で、既に推薦入試を実施しているが、大幅な定員割れが続いていることから、運営に当たる学校法人和歌山信愛女学院が継続を断念した。

 和歌山信愛女子短期大学によると、同校は1951年、和歌山女子短期大学として創立し、1955年に現在の校名に変更した。和歌山県内唯一の短大で、生活文化学科と保育科で保育士や栄養士を目指す学生を育成し、1万2,000人以上を送り出してきた。

 しかし、近年は若者の短大離れや男女共学志向などから定員に満たない年が続いており、2024年度は入学定員170人に対し5月現在で97人となっている。

 打開策として男女共学化を決め、校名を和歌山信愛短期大学に改める方針を打ち出したが、学生確保の難しさを克服するのが困難と判断した。2025年4月の入学生育成を最後に歴史の幕を閉じる。

参考:【和歌山信愛女子短期大学】和歌山信愛女子短期大学(和歌山信愛短期大学に校名変更届出済)学生募集停止のお知らせ(2026年4月入学生以降)

和歌山信愛女子短期大学、和歌山信愛短期大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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