2024年11月17日、日本語教師(正式名 登録日本語教員)が国家資格化されて初めての「日本語教員試験」が行われ、12月20日に文部科学省より試験実施結果の発表があった。
文部科学省の発表によると、受験者1万7,655人、合格者1万1,051人で合格率62.6%となったが、この合格者の中には、経過措置による全試験(基礎試験・応用試験)免除者5,958人を含んでいるため、これを除いた合格率は、43.5%となる。
資格取得には、「試験ルート」と「養成機関ルート」と大きく2つあり、独学で基礎試験から目指す「試験ルート」は、基礎試験と応用試験の両方に合格せねばならず、受験者3,681人に対して合格者322人、合格率は8.7%とかなり厳しい結果となった。
もう1つの「養成機関ルート」は経過措置による全試験免除者を除くと4つの分類があるが、主要な分類の対象者(基礎試験免除者)の合格率は60%台という結果だった。
国家資格化された「登録日本語教員(日本語教員)」になるには、日本語教員試験(基礎試験・応用試験)に合格し、実践研修の修了が必要となる。必須の教育内容50項目に対応した日本語教師養成講座(もしくは課程)を修了することで、基礎試験と実践研修の免除が受けられる。