2024年11月に実施された2024年度第2回高卒認定試験で全国3,608人が合格したことが、文部科学省の集計で分かった。高卒認定試験合格者には合格証書、一部科目の合格者には科目合格通知書が文科省から送付された。

 文科省によると、出願者は8,518人で、うち7,485人が受験した。前年度第2回に比べ、受験者は1,038人、合格者は376人の減。一部科目合格者は3,006人だった。

 受験者の内訳は高校中退者が1,540人、全日制高校在学中が1,090人、定時制・通信制高校在学中が407人、中学卒業者が342人、高等専門学校中退者が29人など。年齢別では16~18歳が最も多く4,199人いたが、61歳以上も156人おり、うち3人が高卒認定試験に合格している。

 第1回試験と合計した年間受験者は1万7,629人で、高卒認定試験合格者が7,748人。前年度から184人減ったが、定時制・通信制高校在学中の合格者は104人増えて864人となった。

 2000年度から2018年度まで毎年、2万人以上が受験し、ほとんどの年度で1万人以上の高卒認定試験合格者を出していたが、近年は受験者、合格者とも減少傾向が続いている。

参考:【文部科学省】令和6年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果について(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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