日本初開催となった「サイエンティフィック・ゲームジャム東京2024(SGJ)」で、東京国際工科専門職大学の参加チーム「Dinner Buffet」がゴールドピクセル賞(最優秀賞に相当)を受賞した。「SGJ2024」には東京国際工科専門職大学も協力をしており、参加した学生たちのグローバルな活躍をサポートした。
「サイエンティフィック・ゲームジャム」は、博士課程学生の科学的研究を題材にしたビデオゲームを48時間で制作することを目的に、複数のチームが集まるハッカソン※。フランス国内のグルノーブルアルプ大学、グルノーブルINP、CNRS、CEA、Territoires de Sciencesとのパートナーシップにより、2014年にグルノーブルで初めて開催された。現在では毎年、フランス各地で開催されている。今回、日本の大学の科学者たちがフランス大使館と協力し、初めて日本での開催が実現した。
「科学をゲームにしよう」をテーマに行われた「SGJ2024」には、東京国際工科専門職大学からはデジタルエンタテインメント学科と情報工学科の学生が参加。ゴールドピクセル賞を受賞した「Memory Trip」はチーム「Dinner Buffet」によって制作され、メンバー5人は互いのアイデアやスキルを共有し、試行錯誤を繰り返しながら作品を完成させた。
本イベントをきっかけに、 東京国際工科専門職大学では、2025年2月19日(水)、在日フランス大使館 科学技術担当官ジャン=バティスト・ボルド氏の特別講義「フランスにおけるAI政策」を実施する予定。
東京国際工科専門職大学は「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の 実践的な新大学として、2020年4月、東京・新宿駅前に開学。元・東京大学総長の吉川弘之名誉学長、元・Google米国本社副社長の村上憲郎学長が牽引する指導陣には、各専門分野で高い実績をあげる研究者教員に加え、IBM、パナソニック、NTT、バンダイナムコスタジオ、NHKなど業界トップ企業、グローバル企業出身の実務家教員が世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育を行っている。2024年3月に卒業した第1期生は、株式会社日立製作所、三菱総研DCS株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社セガ、株式会社カプコンをはじめ、多様な業界の企業へ就職している。
※ハッカソン(Hackathon)とは、プログラムの改良を意味するハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語。 IT技術者がチームを組み、与えられたテーマに対して、定められた期間に集中的にソフトウェアやサービスを開発し、アイデアの斬新さや技術の優秀さなどを競い合うイベント
参考:【東京国際工科専門職大学】日本初開催、フランス大使館協力の「サイエンティフィック・ゲームジャム」 にて最優秀賞を受賞