深谷市では、2025年4月から、市内を走るコミュニティバスの定時定路線に『北部シャトル便+周遊便』を創設し、自動運転バスを導入する。深谷市では2023年6月に埼玉工業大学を始めとした7つの事業者と『深谷自動運転実装コンソーシアム』を結成し、運転手不足などの市内公共交通の課題解決を目指す取り組みを推進している。 自動運転バスの導入はこの一環で、県内では初の取組み。
深谷市コミュニティバス『くるリン』は、現在、4つの定時定路線と、事前に日時とバス停を予約するデマンドバスを運行している。
自動運転を導入する『北部シャトル便+周遊便』は、朝と夕方は通勤、通学のほか、通院、買い物などの市民の日常生活を支えられるよう、JR深谷駅北口から市内北部地域の間をシャトル運行する。また、日中は北部地域に点在する渋沢栄一関連施設などの観光施設を周遊運行することで、新1万円札発行後に増えている観光ニーズに対応する。
運行に使用する車両は、2024年度に埼玉工業大学が国や県の補助金を活用して『くるリン』のために新たに構築した『地産地消』の自動運転バス(全長約9m)で、深谷自動運転実装コンソーシアムの協力により導入する。埼玉工業大学は全国に先駆けて2017年から市内の公道での実証実験を開始し、全国各地の公道での実証実験に参加してきた。 今回の車両は、ISUZUエルガミオをベースにした全長9.12m、幅2.42m、高さ3.35m、定員53人。これまでの実証実験の経験を活かして『自動運転レベル4』対応を目指したセンサーやカメラなどを装備し、自動運転システム用のオープンソフトウェアAutowareを採用している。
『くるリン』北部シャトル便+周遊便の運行ルートは、当面の間は、運行日や区間を限定して運転手が乗車する『自動運転レベル2』にて運行して実績を重ね、将来的には運転手が車内にいない状態でも運行可能な『自動運転レベル4』の実現を目指す。運行は深谷観光バス株式会社が担当し、具体的な運行情報は市ホームページなどに随時掲載する。
深谷市では、今回の運行ルートを実証フィールドとして、自動運転技術の開発支援を行うことで、運転手不足などの交通課題解決へ向けた取り組みを推進していく。
参考:【深谷市】【渋沢栄一翁ゆかりの地を周遊する国内最長レベルの自動運転バスを運行】県内初!コミュニティバスの定時定路線に自動運転を導入します