2025年4月14日、北陸先端科学技術大学院大学(石川県能美市)は、東北文化学園大学(宮城県仙台市)と教育・学術交流に関する協定及び推薦入学に関する協定を締結した。今回の協定の締結により、国内大学との教育・学術交流に関する協定締結は9大学、推薦入学に関する協定締結は16大学となった。
同大学の先端科学技術研究科には10の研究領域があり、学問分野の枠を超えた活動を行うことができる。2026年4月からは既存の研究領域を一部名称変更し、次のような研究領域となっている。AI・知性研究領域、社会システムマネジメント研究領域、データ社会メディア研究領域、コンピューティング科学研究領域、次世代デジタル社会基盤研究領域、人間情報学研究領域、メディカルサイエンス研究領域、物質化学フロンティア研究領域、ナノマテリアル・デバイス研究領域、バイオ機能医工学研究領域。博士前期課程の入学定員は292名。
東北文化学園大学には、工学部(入学定員120名)、医療福祉学部(同280名)、現代社会学部(同100名)、経営法学部(100名)の4学部が設置されている。工学部は、2021年4月に科学技術学部を学部名称変更している。同学部には、知能情報システム学科、建築環境学科、臨床工学科の3学科がある。
推薦入学に関する協定は、両大学の友好的な協力関係のもとに、幅広い基盤的専門知識を有し問題解決に応用できる研究者及び技術者を育成することを目的としており、国際基督教大学、昭和女子大学、長岡大学、情報経営イノベーション専門職大学、三条市立大学、京都橘大学などと締結している。
教育・学術交流に関する協定は、両大学の教育・研究面での相互協力を基本に、教育的交流及び学術的交流を推進して、両大学及び両大学に所属する研究者の利益に資することを目的としている。