株式会社リーディングマークは「2026年卒春期速報版/就職人気企業ランキング」を発表した。2025年1-3月に就職活動を実施している2026年卒予定の大学生、大学院生を対象とした調査で、有効回答 2,051名。所属大学は旧帝国大学(北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)、慶應義塾大学・早稲田大学・一橋大学・東京科学大学(旧東京工業大学)、神戸大学。
調査によると、トップ5は、1位三菱商事、2位伊藤忠商事、3位三井物産、4位丸紅、5位住友商事。前年同時期に続き五大総合商社が上位5位を独占した。続いてが6位に三菱UFJ銀行(前年6位)、7位に三井住友銀行(前年9位)と銀行がランクイン。また、ITはNTTデータ(7位→9位)、楽天(10位→13位)と僅かに順位が下がったものの高い人気を堅持している。
「第一志望ランキング」では、前年と変わらず1位三菱商事、2位伊藤忠商事、3位三井物産がトップ3を維持。4位日本政策投資銀行(6位)、5位楽天グループ(7位)、6位ソニーグループ(11位)、7位三井住友銀行(16位)、7位JR東海(18位)、7位トヨタ自動車(14位)が順位を上げた。ビジネスでの業界順位よりも独自の採用ブランド力が支持されたようだ。
また、学生が企業に魅力を感じる要素を40項目で調査した結果、前年と同様に「将来的な高所得の見通し」が最も高く、「企業の強い社会的責任感」と「チャレンジ性のある仕事」が続く。上位10項目を見ると、順位の変動はあるものの顔ぶれ自体は前年と大きく変わっておらず、これらの魅力を効果的に伝えられたかどうかが、2026年卒業予定者の採用成功の重要なポイントだったと考えられる。
就活期間について、開始する時期は4月が36.9%、6月が68.8%。12月時点では58.8%、3月時点では89.2%の学生が志望企業上位5社を決めている。開始時期、絞り時期ともに前年よりやや増加しており、引き続き早期化していることがうかがえる。
参考:【株式会社リーディングマーク】「2026年卒 旧帝大/早慶 新卒就職人気企業ランキング」を発表 (ミキワメ就活調べ)