株式会社学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「UIターン・地方での就職」に関するインターネットアンケートを実施した。

 調査によると、「UIターンや地方での就職」を希望する学生は47.4%。2020年6月調査(2021年卒学生対象)と比較すると25.6ポイント増加し、コロナ禍で「UIターンや地方での就職」を希望する学生が増加していることが分かる。

 「UIターンや地方での就職」を希望する理由について、学生からは『首都圏に住んでいると地元に帰りにくいので、地元で就職したいと思うようになった』『気軽に地元に帰れないことで家族の大切さを改めて感じた。家族の近くに住みたいと思うようになった』『コロナ禍で観光客が減り、苦しい状況にある地元のために、できることをしたい』『テレワークをしたり、外出自粛を求められたりするようであれば、必ずしも首都圏に住む必要はないと思った』『人口の少ない地域のほうが、感染症のリスクも低いと思った』といった意見が寄せられた。

 その割合をみると、「家族と一緒に暮らしたいと思うから」が29.6%で最多。次いで、「必ずしも都市部に住んでいる必要を感じなくなったから」28.8%、「地元に貢献する仕事をしたいと思ったから」27.1%と続いた。

 「UIターンや地方での就職」する際の勤務地について、希望が最も多かったのは「出身の都道府県」69.3%。次いで、「出身の都道府県に近く、求人の多い地域」36.3%、「魅力的な求人のある地域」21.5%、「首都圏へのアクセスが良い地域」19.6%だった。

参考:【株式会社学情あさがくナビ2022登録会員対象 2022年卒学生の就職意識調査(UIターン・地方での就職) 2021年5月版

大学ジャーナルオンライン編集部

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