2025年6月25日、リザプロ株式会社は、日本の主要大学の推薦入試情報を網羅的に集約した「推薦入試データベース(未来図)」をリリースした。出願可能な入試情報を効率的に取得できるだけでなく、実際の合格者の志望理由書も閲覧可能。複雑化・多様化する推薦入試制度において日本初の包括的な推薦入試情報プラットフォームとなる。
近年、日本の大学入試において推薦入試による入学者は急激に増加中で、2022年度には推薦入試による入学者が全体の50.3%となり、一般選抜による入学者を上回るという歴史的な転換点を迎えている。多様化も進み、大学入試改革や新学習指導要領の施行などにより「女子枠」「探究型入試」「高大接続型入試」といった特色ある推薦形式が次々と登場し、受験生には新たなチャンスが提供されている。
一方で、1つの大学だけでも細かく分類すると130以上の入試方式が存在する場合があるなど、制度の複雑化により受験生・保護者・教育現場では情報収集と対策の難易度が高まっている。推薦入試に関する情報やノウハウは、都市部の進学校や私立校に集中しがちで、地方や公立校の生徒は十分な情報を得られないケースが多く見られ、本来多様な才能を評価するはずの推薦入試制度において、新たな教育不平等を生み出す要因となっている。
リザプロ株式会社は、2025年2月に推薦入試専門メディア「未来図」をリリース、西岡壱誠氏(東京大学出身、教育界の著名人)、伊藤滉一郎氏(受験総合研究所「じゅそうけん」代表)を共同編集長として月間PV数50万件以上を達成している。「推薦入試データベース(未来図)」はこの「未来図」のデータベースを基盤に、グループ会社による継続的な情報収集と分析により蓄積した5年間の推薦入試データをもとに開設した。
「推薦入試データベース(未来図)」は従来の大学別情報サイトとは異なり、受験生の希望条件から逆引き検索が可能。リアルタイムで情報更新し、常に最新の推薦入試情報を提供する。これにより、受験生、保護者は情報収集にかける時間と労力を大幅に短縮することができる。
また、実際にその入試方式で合格した学生の志望理由書を多数掲載しており、無料で閲覧できるのが最大の特徴。5年間にわたって蓄積してきた貴重なデータと合格者からの提供に基づき、1000件もの合格志望理由書の実例と、書類作成のポイント解説、志望理由と連動した面接対策、実データに基づいた効果的な出願戦略も提案してくれる。
7月からは、全国の高校教員や教育関係者向けに「未来図」活用セミナーイベントを全国5都市で開催する。学校現場で進路指導に携わる教員が多数参加し、推薦入試改革や教育DX、志望理由書のトレンドをテーマに推薦入試のリアルな課題や、現場の声も聞くことができる。参加無料、事前申込は必要。
<総合型選抜入試指導法研究会>
7月19日(土)16:00~18:00 東京(TKPガーデンシティ御茶ノ水)
8月2日(土)16:00~18:00 大阪(TKP大阪梅田カンファレンスセンター)
8月3日(日)13:00~15:00 名古屋
8月17日(日)13:00~15:00 岡山
8月31日(日)16:00~18:00 福岡(博多)
参考:【PR TIMES】推薦入試専門サイト「未来図」、受験生の志望理由書を無料公開する「推薦入試データベース」をリリース
総合型選抜入試指導法研究会