追手門学院大学は、2019年4月、大阪府茨木市に茨木総持寺キャンパスを新設。5月26日には茨木総持寺キャンパスの1階WILホールで竣工式を開催した。
追手門学院大学は、新教育コンセプト WIL(Work-Is-learning)「行動して学び、学びながら行動する」のもと、学生および生徒の主体的な学びを全面的に展開するための次世代型キャンパスとして追手門学院総持寺キャンパスを整備。茨木安威キャンパスから追手門学院大学の全学部1年次生と地域創造学部、国際教養学部が移転したほか、追手門学院中・高等学校も全面移転した。
新キャンパスはJR総持寺駅から徒歩約10分。茨木安威キャンパスからも約2キロしか離れていない。この2キャンパスを一体的に運用し、学生の利便性を向上させるほか、地域の防災・交流拠点、新しい教育・研究の実践の場を創出することで、北摂地区における一大文教地区を誕生させた。
竣工式には、茨木市、文部科学省の関係者など約400名が参加。「持続可能な開発目標(SDGs)」や内閣府が示した成長戦略「Society5.0」など、今後20年の社会情勢の変化を見据え、日本の教育を先導する学校法人を目指した「長期構想2040」が発表された。
当日はキャンパスツアーも行われ、学内公募を経て研修を重ねた約30名の学生スタッフが大学および中・高のそれぞれの校舎と食堂を案内した。竣工式で川原俊明理事長は「未来社会を切り拓く人材を育成していく。そして若者たちの夢を実現する大学にしていきたい。その目的を実現する為に、新キャンパスを最大限に活用していきます。」と抱負を述べた。