2019年5月31日、高等学校教員・塾・予備校を対象として2021年度 大学入試改革丸わかり「 第1回高大接続総会」が開催された。主催は大学改革・運営に関するコンサルティング活動などを行うアロー教育総合研究所。高等学校教員・塾・予備校・大学教育関係者などあわせて438人が来場し、会場となったベルサール秋葉原は大いに賑わった。

 現高校2年生から対象となる新大学入試については、30年ぶりの大改革にもかかわらず骨子が発表されたのみ。カウントダウンだけ進行している状態に、高等学校教員・塾・予備校から多くの疑問が出ていた。

 総会では事前アンケートで集まった疑問をもとに複数の有識者を招き、プレゼンテーションコーナーでは「大学入学共通テスト、広がる可能性」「高大接続改革最新情報 新聞記者が見た入試改革」など17名が講演、グループ相談コーナーでは「どうする調査書?」「どうする英語4技能?」など9つのテーマが設けられた。40大学の個別ブースエリアでは、各大学の新入試について生徒のために熱心に相談する先生の姿が見られた。

 今回の反響が大きかったことから、急きょ2019年秋に関西でも開催を検討しているという。首都圏では新入試本番直前となる2020年5月に第2回を実施する予定。いずれも参加希望者は事前申し込みが必要。

参考:【アロー教育総合研究所】第1回高大接続総会

大学ジャーナルオンライン編集部

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