千葉大学環境ISO学生委員会は千葉市稲毛区の西千葉キャンパスと千葉市中央区の亥鼻キャンパスで研究室などのエアコンフィルターを清掃する有料ボランティアを行った。エアコンのエネルギー効率を高め、省エネを推進するのが目的で、収益は委員会の環境活動に利用する。
千葉大学によると、有料ボランティアの清掃活動には委員会の学生委員51人が参加。西千葉キャンパスは2日間、亥鼻キャンパスは3日間の日程でシフトを組み、フィルターの取り外しから清掃、フィルターの取り付けを進めた。
委員会は千葉大学が環境マネジメントの国際規格ISO14001の取得に動きだした2003年に発足し、学生主導で環境負荷軽減の啓発活動や小中学校、幼稚園での環境教育、緑化、エコグッズの製作など多様な環境活動を展開している。
エアコンのフィルター清掃は研究が多忙で清掃の時間を取れない研究室のために、5年前から進めている。清掃に参加した企画リーダーで、文学部2年の橋優実さんは「この活動を通じて学生、教職員の双方が省エネに配慮した生活を心がけてほしい」とするコメントを発表した。