新卒向け就職情報サイト「あさがくナビ2021」が『2021年卒学生就職活動開始前意識調査レポート』をリリース。あさがくナビ会員を対象に2019年8月1~15日にWEB調査を行い、858の有効回答を得た。

 調査によると、インターンシップ参加、自己分析、業界研究など、就職活動の準備を進められていると答えた2021年卒学生は81.9%。前年同時期に行った2020年卒学生に対し、4.8ポイント上昇した。3年生の6月より前に、インターンシップや自己分析など準備を始める学生が増えている。

 「就職したい」と思う会社のイメージは2018年に続き「休日・休暇がとれる(多い)会社」が57.0%と最多。前年より増えたのは「転勤の少ない会社」で、5.9ポイント増加の16.8%となっている。また、企業選びに関して「給料の高さ」と「業務量や残業の少なさ」、「裁量の大きさ」と「業務量や残業の少なさ」のどちらを優先するかについては、いずれも「業務量や残業の少なさ」が上回った。

 現在の就職意欲は、52.8%が「とりあえず就職し、自分に合わない企業であれば転職すれば良い」と回答。勤務期間については、12.5%が「合わなければ1年未満でも退職する」と答える一方、36.0%が「定年まで勤めたい」と回答した。

 採用選考時期については、「4年生の6月から選考解禁など、一定のルールがあったほうが良い」が57.8%で最多。「在学中は学業に集中し、卒業してから就活スタートの方が良い」を22.8%が選んでおり、在学中いつでも選考が受けられることを支持したのは19.3%だった。

参考:【株式会社学情】あさがくナビ2021会員対象「就職活動開始前意識調査」レポート 2019年8月版

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。