NTTと国立情報学研究所が共同開発したAI(人工知能)が2019年の大学入試センター試験の英語筆記試験で200点満点中の185点という好成績を記録した。偏差値にすれば64.1で、東京大学合格レベルの成績となる。

 国立情報学研究所によると、センター試験への同研究所の人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の一環。近年、急速に進む深層学習による文章読解技術を活用したところ、成績は上がったものの、文章から不要な文を取り除く問題などは十分な精度で解答できなかった。

 そこで、研究チームが開発した新技術を適用し、同じ試験に挑んだ結果、苦手を克服でき、新技術の適用前に154点だった成績が一気に185点まで上がった。同じ新技術を過去3年間のセンター試験に適用したところ、安定して偏差値60以上を達成している。2016年に大手予備校のセンター試験模試を受けた際は、英語で95点しか取れなかっただけに、飛躍的な進歩を遂げた格好になる。

 東京大学合格には記述式の2次試験に対応しなければならず、まだ困難と見られているが、センター試験だけに限れば、東大合格者に劣らない結果が出た。

 プロジェクトは国立情報学研究所などが2011年にスタートさせた。英語の分野はNTTの研究所が中心になって取り組んでいる。2016年の模試では国公立大学23校、私立大学512校で合格可能性80%以上と判定され、その後も能力アップを目指して研究を進めていた。

参考:【国立情報学研究所】2019年大学入試センター試験英語筆記科目においてAIが185点を獲得!

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大学ジャーナルオンライン編集部

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