山梨大学は2020年度以降に入学する全学部学生を対象に、数理・データサイエンス・AI教育を必修化する。実践的な数理・データサイエンス能力を持つ学生の育成が目的で、この方針が評価され、文部科学省の数理・データサイエンス教育協力校に選ばれた。

 山梨大学によると、教育は文理に関係なく、数理・データサイエンス・AIの基礎を学ぶ基本コンテンツと発展的な内容を含む高度コンテンツの2つを学習させる。政府統計など現実のデータを授業の中で活用する方針。自宅でビデオを受講して予習し、教室で講義をしない反転授業など新しい学習方法も取り入れる。

 数理・データサイエンス・AIの専任教員を学内に配置し、大学教育センターを核として全学態勢で教育を進めるのも特徴。学生の指導と同時に学外への数理・データサイエンス・AI教育の普及を促す。

参考:【山梨大学】令和2年度から数理・データサイエンス・AI教育を必修化&文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育の全国展開」協力校に選定

山梨大学

知と技術における「地域の中核」となる、次世代の研究者や各分野で活躍するリーダーを育成

山梨大学のルーツは、1796年に設立された江戸幕府の学問所「徽典館(きてんかん)」にあります。200年以上に亘る「知」の伝統を脈々と受け継ぎ、一人ひとりが満足できる学びの場を社会へ提供。豊かな人間性と倫理性を備え、広い知識と深い専門性を有し、次世代の研究者や各[…]

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