学習管理SNS「Studyplus」を提供するスタディプラス株式会社が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの教育機関で生徒の通学・通塾が難しい状況を鑑み、教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を2020年2月27日から3月31日(暫定)まで無償提供することを発表した。

 「Studyplus for School」は学習管理アプリ「Studyplus」によって取得できる勉強の進捗度合いや蓄積された学習データを、教育事業者が生徒のサポートや分析などに活用できるサービス。現在、全国の学習塾・予備校約500校以上に導入され、先生と生徒をつなぐ学習管理ツールとして利用されている。今回の無償提供は、すでに利用している教室と、これからトライアルする教室が対象で、生徒登録の際、IDに「コロナウイルス対策」と登録する。4月以降も使う場合は有料となる。

 学習管理SNS「Studyplus」は、学習内容を記録、可視化し、学習ユーザー同士でシェアし励まし合う学習管理SNS。ユーザーの学習管理、自立学習、また学習モチベーションの維持・向上をサポートする。2020年1月には累計会員数500万人突破を記念し、サービスの歩みを振り返るインフォグラフィック「数字で知るStudyplus」を公表した。

 「数字で知るStudyplus」によると、大学受験を目標にしている高校3年生および高卒生の年間利用者は約24万人で、大学受験生の約40%にあたる。また、利用者の比率は中学生が14.72%、高校生が42.20%、大学生が16.00%、社会人が19.24%。利用目的は、「大学受験合格」が最も多く、続いて「資格取得」「TOEIC・TOEFL・英検・英会話」「定期テスト・成績アップ」「高校受験合格」と続いている。

 「大学受験合格」について、2019年度の目標達成報告件数では、早稲田大学合格者が1272名と最も多く、明治大学1246名、法政大学857名、慶應義塾大学828名、立命館大学813名と続いた。

参考:【スタディプラス株式会社】スタディプラス株式会社、新型コロナウイルスの感染拡大による全国の公立小中高休校の動きを受け、生徒との連絡手段として「Studyplus for School」を期間限定で一部無償提供へ。

大学ジャーナルオンライン編集部

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