経済産業省は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、内閣官房、文部科学省、厚生労働省と連名で2020年度卒業・修了予定者に対する採用活動、2019年度卒業・修了予定の内定者について、内定取り消しの防止など最大限の経営努力を経済団体、業界団体に要請した。

 経産省などによると、新型コロナの感染拡大で企業説明会など就職・採用活動の大規模イベントの中止や延期、規模縮小が相次ぎ、学生が不安を感じるとともに、学生が企業を十分に理解する機会が失われている中、感染拡大の影響を受けた企業の採用内定取り消しが問題に浮上してきた。

 厚労省は既に大学生の採用内定取り消し事例を1件把握しているが、訪日客の激減やイベント自粛で打撃を受けた観光業などで内定取り消しを検討する企業が増えることを懸念している。

 これを受け、経産省などでは2019年度卒業・修了予定の内定者に対し、企業側が採用内定の取り消し防止に向けてあらゆる努力を講じると同時に、やむを得ない事情で内定取り消しや採用時期の延期をする際に対象者からの補償要求に誠実に応えることを求めた。

 2020年度卒業・修了予定者に対しては、学生が企業情報を十分に得ることができるよう採用活動を柔軟にするよう求めるとともに、エントリーシートの提出期限延長やインターネットなど多様な通信手段を活用した面接や試験の実施、採用選考日程の後ろ倒しなどを検討することを要請した。

参考:【経済産業省】新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた就職・採用活動及び内定者への配慮について、関係団体に要請します

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大学ジャーナルオンライン編集部

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