一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は、2020年9月1日より、加盟大学および加盟競技団体が主催する大会・試合に医療従事者等を配置する事業を開始する。

 これまで、大学や競技団体が主催している大会や試合では、発生してしまう事故や怪我に対してリソース不足等の理由で十分な対応、準備ができていないものもあった。そこで、UNIVASの会員である大学および競技団体が主催する大会や試合に、医療従事者等を配置し、大学スポーツ活動の安全・安心な体制および取り組みを強化する。また、派遣する医療従事者の質の向上と高いサービスを提供するため、処遇の改善を実施し、学生アスリートが、安全で安心してスポーツに取り組める環境を整えていく。

 医療従事者等の配置事業の実施期間は、2020年9月1日~2021年3月31日。対象となる試合は、大学が主催または主管となる試合、大学の運動部が主催または主管となる試合、競技団体会員が主催する試合、関連する地区競技団体が主催する試合など。医療従事者等の派遣を希望する場合は、2020年9月3日までにUNIVASへ申請が必要となる。

 なお、この事業における医療従事者等は、医師と医師以外の資格保有者(看護師/理学療法士/柔道整復師/あん摩マッサージ指圧師/はり師・きゅう師/救急救命士)、そしてアスレティックトレーナー(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/JATAC認定アスレチック・トレーナー/全国体育スポーツ系大学協議会認定JPSUスポーツトレーナー/米国NATA公認アスレティックトレーナー)と、UNIVASが認めた資格の保有者(日本スポーツ協会公認スポーツドクター、アスレティックトレーナーが望ましい)。

参考:【一般社団法人大学スポーツ協会】医療従事者等を配置する事業の拡充、申請開始のお知らせ

大学ジャーナルオンライン編集部

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