文部科学省は2020年度の卓越大学院プログラムに東京工業大学、名古屋大学、京都大学、九州大学の4プログラムを採択した。海外のトップ大学や民間企業などと連携し、世界最高水準の教育・研究力を結集した5年一貫の博士課程プログラムで、世界を牽引する研究者やイノベーションをリードする企業人の創出を期待している。

 文科省によると、採択されたプログラムは東京工業大学のマルチスコープ・エネルギー卓越人材プログラム、名古屋大学のライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム、京都大学の社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム、九州大学のマス・フォア・イノベーション卓越大学院。

 東京工業大学は伊原学物質理工学院教授がコーディネーターとなり、一橋大学、川崎重工業、東京電力ホールディングス、三菱商事などと連携する。名古屋大学は河口信夫未来社会創造機構教授を中心にヤフー、米ミシガン大学、シンガポール国立大学、ベトナムのハノイ工科大学などとスクラムを組む。

 京都大学は原田博司情報学研究科教授がコーディネートしてトヨタ自動車、ソニー、NTT西日本、国立台湾大学などと力を合わせる。九州大学は佐伯修マス・フォア・インダストリ研究所所長を中心に統計数理研究所、住友電気工業、米カリフォルニア大学サンディエゴ校、台湾師範大学などと連携する。

参考:【文部科学省】令和2年度「卓越大学院プログラム」の選定結果(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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