GMO株式会社が運営するプログラミング教育ポータルサイト 「コエテコbyGMO」は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に「大学入学共通テストへの『情報』教科採用の動きに関しての調査」を実施した。
2020年度から小学校で新学習指導要領が全面実施され、「情報活用能力」が「学習基盤となる資質・能力」として言語能力と同様の位置づけとなった。小学校ではプログラミング教育の必修化が始まり、中学校は2021年度からプログラミング教育の充実が図られる。高等学校でも2022年度からプログラミングやネットワーク(情報セキュリティを含む)を学ぶ「情報Ⅰ」が必履修科目となる。
こうした動きのなかで、大学入試センターが2025年からの「大学共通入学テスト」にプログラミングや情報通信ネットワークの活用などを学ぶ「情報」教科を新設する素案をまとめたという報道がなされたことから、「コエテコ」では小学生の保護者を対象に、プログラミング教育への関心を探る調査を行った。調査は2020年11月19日~25日インターネット上で実施し、1005名の有効回答を得た。
調査の結果、2025年からの「大学共通入学テスト」において「情報」を教科として採用する動きに関して、「知っていた」と回答した保護者は3割弱であった、一方「情報」の教科採用の動きを受け、6割超の保護者がプログラミング学習を検討していると回答し、大学受験に採用される教科への保護者の関心の高さを示す結果となった。また小学生の習い事事情に関する調査の結果、「今後お子さんに習わせてみたいこと」として、4位に「プログラミング・パソコン」がランクインしており、保護者の注目度の高さがうかがえる。
調査結果から「コエテコ」は、今後「情報」教科が正式に採用されると、プログラミング教育に対する認知・関心がさらに高まることが予想されるため、プログラミング教育市場の拡大が期待できるとしている。