産業能率大学は、2021年度入学者選抜の新しい選抜方式として、スマホ持ち込み可で検索自由の「一般選抜未来構想方式」を2021年2月17日(水)に行う。大学(学部)の入学選抜試験では全国初※の試みで、注目を集めている。
※大手予備校の河合塾(2020年11月10日時点)、駿台教育研究所の調べ
「一般選抜未来構想方式」で測る力は知識そのものではなく、知識や経験を「活用・応用する思考力」。スマートフォンやタブレットの試験会場持ち込みが可能な試験形態を採用する。受験生は自身の知識・経験に加え、インターネットで得られる多くの情報を選択・活用しながら、社会課題の解決策を考案し、レポートにまとめる。
未来構想方式による募集定員は、経営学部経営学科、経営学部マーケティング学科、情報マネジメント学部現代マネジメント学科、各5名。試験日は2021年2月17日(水)。
選考は、大学入学共通テスト3教科(国語・英語必須)が250点(得点率50%)以上と、事前記述課題および未来構想レポートによって行う。
事前記述課題は「持続可能な多様で豊かな社会」を構築するための意欲あるいは「地域創生」への意志など未来への意欲について、探究学習の経験を踏まえ、J-Bridge Systemに入力記述する。未来構想レポートは選抜試験日に行うもので、近未来でのある地域での社会状況(シナリオ)を読み、このような状況に陥らないためには、どのような構想を描き、方策を構築するべきかについて考え、A4レポート用紙2枚程度を記述する。
知識の量だけではなく、自ら問い立てを行い、解決できる力が求められている現代社会において、必要な情報を適切に組み合わせ、活用しながら問題を解決していく力が必要とされている。こうした背景から、産業能率大学は「一般選抜未来構想方式」の導入により、様々な知識や経験と情報を選択・活用して答えを出す問題を通して、思考力・判断力・表現力や主体性・多様性などを測りたいとしている。