京都大学・人社未来形発信ユニットは、京都大学人文社会科学の特別講義をYouTubeライブでリアルタイム・双方向・無料公開する講義シリーズ「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”シーズン2」を2021年2月7日(日)より実施する。
「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」は、コロナパンデミックを共通テーマに据え、社会学・科学哲学・美学など様々な人文社会科学分野の教授陣が授業を展開。YouTubeライブのチャット機能を通じて受講者とともにコロナパンデミックを論ずることで、新たな時代を生きるためのヒントとなる「座標軸」を社会に提供する。
2020年7月に公開した本講義のシーズン1は、メディアやSNSを通じて話題となり、初回のライブ配信講義はのべ15,600人がリアルタイム視聴し、講義期間は29,000近くのツイートがあった。YouTube再生回数はシリーズ累計約325,147回に達し、視聴者層は男女1:1で、44歳以下の比率が66%、ボリューム層は25~34歳の若い世代。アーカイブ視聴を可能にしたことで、働く人や子育てをしている人などの時間の制約が多い人や地方在住者からの反響もあった。
また、チャット欄を開放したことで講義全体に活気が生まれ、受講者同士で内容を補い合ったり、受講者のコメントに講師が言及することで新たに授業が展開するなど「講師が教え、受講者が教わる」だけではない双方向の授業が展開された。シーズン2においても、引き続き、時間・空間の垣根を超えたオンライン講義の新たな教育の可能性を探り、今後の教育のあり方を前向きに模索していく。
「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”シーズン2」は、2月7日(日)~3月21日(日)の毎週土・日、各日2回、各1時間(11:00~12:00、14:00~15:00)オンラインで開講。全10名の京都大学人文社会科学分野の講師陣がそれぞれ1時間程度の授業を2回受け持つ。講義はYouTubeライブを通じてリアルタイム配信され、誰でも無料で視聴でき、コメントを通じて質疑応答に参加することもできる。