日本英語検定協会はコンピューター上で受験する英検のCBT試験について、従来の「英検CBT」と「英検2020 1day S-CBT」を2021年度から「英検S-CBT」に統合することを決めた。ライティングはキーボードによるタイピングと手書きによる筆記から選択でき、リーディングとリスニングはコンピューターの画面上でマウスによる選択方式とする。

 日本英語検定協会によると、英検CBTと英検2020 1day S-CBTは英語4技能を1日で受験することができ、合格すると従来の英検と同じ資格を取得することができるが、リスニングの解答が英検CBTはマウス操作なのに対し、英検2020 1day S-CBTはマークシート方式であるなど、試験の実施方法に違いがあった。

 英検S-CBTはスピーキングがコンピューター画面上の出題に吹き込み式で解答する。リーディングとリスニングはコンピューター画面上の出題にマウス操作、ライティングはキーボードによるタイピングと手書きによる筆記から選択して答える。

 4~7月、8~11月、12~3月の検定期間中に同じ級を2回まで受検することができる。これにより、大学入試などの試験結果の提出期限に合わせて受検しやすくなる。2021年度第1回検定の4月実施分は2月16日から申し込みを受け付けている。

参考:【日本英語検定協会】2021年度より英検のCBT方式を「英検S-CBT」に統合いたします(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。