2016年度の大学入試センター試験から、全教科、科目の出題が新教育課程に基づくものに変わります。大学入試センターが発表した受験案内で明らかになりました。旧教育課程履修者に対する経過措置は講じないとしています。
受験案内によると、新教育課程に基づく出題は2015年度、数学と理科に限定されていました。2016年度からは国語、地理歴史、公民、外国語を追加し、全教科、全科目が新教育課程からの出題となります。国語は「国語総合」の内容を範囲とし、近代以降の文章、古文、漢文を出題します。公民の「倫理、政治・経済」は「倫理」と「政治・経済」を統合した出題範囲になります。英語は「コミュニケーション英語Ⅰ」、「コミュニケーション英語Ⅱ」、「英語表現Ⅰ」を出題範囲とします。
ただ、工業数理基礎だけは旧教育課程履修者のための科目とし、これまで通りの試験時間、配点により出題します。2016年度の入試に限定した措置で、新教育課程履修者は工業数理基礎を選択することができません。
ただ、工業数理基礎だけは旧教育課程履修者のための科目とし、これまで通りの試験時間、配点により出題します。2016年度の入試に限定した措置で、新教育課程履修者は工業数理基礎を選択することができません。
試験は2016年1月16日に地理歴史・公民、国語、外国語、17日に理科、数学が予定されています。受験案内の配布は9月1日から。出願期間は9月29日から10月9日までで、9日消印有効。体に障害があり、受験上の配慮を希望する場合は、8月3日から9月28日の間、出願前申請ができます。受験案内は大学入試センターのホームページで閲覧可能になっています。