英会話教室を運営する株式会社イーオンは、IPU・環太平洋大学で中高の英語教員を目指す教育学部生向けに、英検準1級取得をサポートする資格対策講座を行う。IPUにおいて、民間の英語教師が教育学部の学生へ課外授業を行うのは、初の取り組みとなる。
2021年1月から始まった「大学入学共通テスト」では、従来の大学入試センター試験に比べて英語リスニングの配点が増え、問題文もすべて英語となり、受験者はより確かな英語文法力や語彙の活用能力が求められるようになった。また、2021年4月から新学習指導要領が全面実施となった中学校では、習得語数が1200語から1600~1800語まで増加し、授業自体も英語で行うことが基本と定められた。このように公教育現場で英語教育改革が進む中、英語教員に求められる英語力、英語指導力はよりも高いものとなっている。
今回イーオンが受託した英検対策講座の対象は、2021年度の1年生のうち、次世代教育学部所属の中学・高校英語教員を目指す者で、英検2級同等かそれに達していない学生に対し実施する課外授業。イーオンの日本人教師が週2回の授業を担当し、3年修了時までに英検準1級の取得を目指す。
授業は、火曜日16時35分~18時05分と木曜日13時05分~14時35分の1講座(90分)×週2回とした全26講座で、英検準1級取得を見据えた基礎力の強化、リスニング力・リーディング力強化を目的とした音読学習などを行う。
IPU・環太平洋大学は、「挑戦と創造の教育」を建学の精神に掲げ、2007年4月1日に開学。体育会は、多くの部が日本一に輝いた実績をもち、日本代表・オリンピック選手を多数輩出。2020年度は、公立学校園教員・保育者109名、公務員115名、上場企業95名、柔道整復師42名の合格者を輩出。警察官就職中四国1位、消防官就職中四国・九州1位、小学校教員就職中四国3位など、教育力のある大学・就職に強い大学として成果を上げている。
参考:【株式会社イーオン】イーオン、IPU・環太平洋大学の教育学部生向けに英検準1級取得をサポート 新学習指導要領で英語教育が高度化、次世代教員の指導力底上げを目指す(PDF)