2025年9月30日(火)より、総務省によるオンライン講座「社会人のためのデータサイエンス演習」がリニューアル開講する。それに伴い、7月29日(火)から受講者の募集を開始した。総務省が統計リテラシー向上の取組として行っているもので、“データサイエンス”力の高い人材を育成する。

 「社会人のためのデータサイエンス演習」は、データ分析(統計分析)の手法を、表計算ソフト(Microsoft Excel)や統計解析ソフトRを使った演習を交えて学習する。今回全面リニューアルを行い、データサイエンスの理論や手法をビジネス上の事例を想定した演習で反復学習できる構成にした。

 開講期間は9月30日(火)~12月9日(火)を予定しており、1回10分程度×5~8回程度の講義動画で5週にわたって学ぶ。講師は東京大学大学院工学系研究科の松尾豊教授ほか。各週の確認テストや最終課題で一定の成績を修めると修了証が発行される。

 受講希望者は、講座紹介用ウェブサイトにおいて受講登録する。登録料と受講料は無料。受講登録は11月17日(月)までの予定。

<社会人のためのデータサイエンス演習 カリキュラム>
第1週:データサイエンスで必要な知識やデータ分析のサイクルを学ぶ
第2週:データの特徴や2変数間の関連性を捉える方法を学ぶ
第3週:様々な変数から他の1変数を予測する方法を学ぶ
第4週:データ間に生じる差が偶然か意味のある差かを判定する方法を学ぶ
第5週:分析結果の報告方法や、データを扱う際の注意点を学ぶ
※2~4週において表計算ソフト(Microsoft Excel)の演習を実施。このほかに、特別週として統計解析ソフトRの演習を実施

参考:【総務省】データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス演習」の受講者募集について(総務省統計局)

大学ジャーナルオンライン編集部

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