2026年7月に行われる令和8年司法試験において初となるCBT方式が導入されるにあたり、法務省は「司法試験等CBTシステム(体験版)」を更新し、公開した。それに伴い、既に公開している使用方法・注意事項と操作マニュアル(論文式・短答式)も更新した。
法務省によると、更新された「司法試験等CBTシステム(体験版)」の主な変更点は5つ。まず、2020年以降に実施した司法試験及び司法試験予備試験の問題を格納する。また答案構成用紙(メモ用紙)を配布するため、システム上の構成用紙ツール(メモ機能)は文字入力のみとする。短答式試験の画面構成及び解答方法を変更する。試験用法文は算用数字による条文検索機能を追加する。問題文は横スクロール、見開き表示に対応する。
なお、問題文の紙媒体での配布は行わない。試験用法文と答案構成用紙(メモ用紙)は、紙媒体の配布について検討する。
試験会場は、CBT方式による各種試験が行われる、いわゆる「CBTテストセンター」。同センターに設置されているパソコン等を使用する予定。試験環境を体験するために、希望者を対象に2026年2月10日・11日の日程でCBTテストセンターにおいてプレテストの実施を予定しており、予約方法等の詳細は2025年11月下旬頃までにホームページ等で公開する。
法務省は、司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化に向けた取組みとして2024年度からシステムの設計・開発等に着手し、2025年度からは出願手続のオンライン化および受験手数料のキャッシュレス化を導入し、2026年試験からCBT方式で実施する。CBT方式は、司法試験については短答式試験及び論文式試験の両方で、司法試験予備試験では論文式試験のみ導入する。
これまでの試験では、手書き答案のため受験者・採点担当者双方に負担が大きいこと、答案用紙の作成や運搬等に係る相応のコストが発生すること、出願受付や願書用紙、受験票、成績通知書等の作成・郵送に係る利便性とコスト等が課題だった。