江戸川大学のメディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の学生4名が、毎年、韓国・釜山で開催される国際広告賞「ADSTARS(アドスターズ)」の大学生部門コンペ「YOUNG STARS AD COMPETITION 2021」で日本から唯一の入賞を果たした。
「ADSTARS」は、カンヌライオンズ(南仏)やスパイクスアジア(シンガポール)などともに著名な国際広告コンペの一つで、各年の優秀な広告・PR・イベント企画などを表彰するコンクール。教育の観点から大学生を対象にしたコンペ「YOUNG STARS」を実施していることも大きな特徴だ。2021年度は新型コロナウイルスの影響によりオンラインによるコンペティションとなった。
今回の課題は「カーボンニュートラルを実現するためのキャンペーンアイデア」の立案。応募部門は、【FILM】【PRINT】【OUTDOOR】【ONLINE】【CREATIVE SOLUTION】【PLANNING PAPER】 の5部門があり、企画はすべて英語で作成する。江戸川大学から参加したのは井上一郎ゼミナール(マーケティング・コミュニケーション研究)に所属する3年生4名(粟村真奈さん、辻賢斗さん、海老島陽菜さん、中野龍一さん)で、【PLANNING PAPER】部門に応募した。
井上ゼミの4名は調査結果から特に18~39歳というアクティブな層が、カーボンニュートラルに対する関心が低いことに注目。山手線の車両をまるごと広告列車にできるJR東日本のADTRAIN企画をベースに、このまま地球温暖化が進むと2100年の地球はどのようになるのか、「水位の高さ」「絶滅危惧動物」「気温の高さ」の3つを体験、実感できるイベント列車「2100Train」の企画を作成した。
2021年度の受賞企画は、全5部門の中から金賞、銀賞、銅賞、クリスタル賞(3作品)、スペシャル賞(5作品)の合計12作品が発表され、江戸川大学はスペシャル賞を受賞。日本からは唯一の受賞という快挙を成し遂げた。