学生による学生のための国際交流プログラム「IEP」
多くの大学が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2020年。関西外国語大学も、秋学期の留学生受け入れと留学派遣の中止を余儀なくされた。
そのような状況の中、同大学では、コロナ禍でも国際交流をあきらめることなく、独自の国際交流プログラム「Global Talent Development(以下、GTD)」を打ち出した。GTDを進める主体は、関西外国語大学、学生、協定大学の3つだ。
中でも、学生主体のプログラム「Intercultural Engagement Program(以下、IEP)は、関西外国語大学の学生と留学生がチームをつくり、さまざまなイベントを企画・運営している。このプログラムでは、語学を楽しく学べる企画や、世界中の街をリモートで訪れるイベントなど、学生ならではのユニークな視点で取り組みが展開されている。
IEPでは「 Project & Outreach」「Language & Culture Communication」「 Broadcasting」など、テーマごとにチームを編成。多国籍なメンバー構成のチームでは、思いがけない問題に直面することもある。しかし、そうした課題を乗り越えていくプロセスも重要な学びの機会ととらえ、「Learning Outcomes(学修成果)」として、5つの力「異文化コミュニケーション力」「問題解決能力」「創造力」「ICTの活用力」「リーダーシップ」の修得を目指している。
実施したイベントでは、留学生に日本語を教える「Japanese Tutoring Center」や、Web会議システム「Remo」を用いて映像で自身の地元を体感してもらうリモートトリップ「Virtual Home Visit」などが人気で、他にも、社会問題を議論したり、国内外の卒業生のキャリアの話を聞いたりなど、2020年秋学期から2021年春学期の1年間で合計300のイベントを実施し、延べ約4000人の学生が参加した。また、海外の協定大学とのコラボレーション企画も実施。カナダ・ハンバー大学の国際課と関西外国語大学のキャリアセンターのスタッフが参加し、グローバル社会で求められるスキルや、IEPの取り組みが自身のキャリアにどのように結びつくかなどを紹介するワークショップを開催。その他にもカナダ・トロント大学や中国の西安外国語大学、北方工業大学などとも企画を行っている。関西外国語大学では、世界55カ国・地域の395大学と協定を結んでおり、その結びつきは強固で、コロナ禍でもこのネットワークを生かした国際交流は継続している。参加した学生からも「素晴らしい経験の場だった」との声が多く寄せられた。オンラインならではのコミュニケーションの難しさはあるけれど、同時にオンラインでも異文化交流、相互理解は可能であり、とても有意義なものになることを、IEPへの参加を通じて学生自身が実感している。
IEPでは「 Project & Outreach」「Language & Culture Communication」「 Broadcasting」など、テーマごとにチームを編成。多国籍なメンバー構成のチームでは、思いがけない問題に直面することもある。しかし、そうした課題を乗り越えていくプロセスも重要な学びの機会ととらえ、「Learning Outcomes(学修成果)」として、5つの力「異文化コミュニケーション力」「問題解決能力」「創造力」「ICTの活用力」「リーダーシップ」の修得を目指している。
実施したイベントでは、留学生に日本語を教える「Japanese Tutoring Center」や、Web会議システム「Remo」を用いて映像で自身の地元を体感してもらうリモートトリップ「Virtual Home Visit」などが人気で、他にも、社会問題を議論したり、国内外の卒業生のキャリアの話を聞いたりなど、2020年秋学期から2021年春学期の1年間で合計300のイベントを実施し、延べ約4000人の学生が参加した。また、海外の協定大学とのコラボレーション企画も実施。カナダ・ハンバー大学の国際課と関西外国語大学のキャリアセンターのスタッフが参加し、グローバル社会で求められるスキルや、IEPの取り組みが自身のキャリアにどのように結びつくかなどを紹介するワークショップを開催。その他にもカナダ・トロント大学や中国の西安外国語大学、北方工業大学などとも企画を行っている。関西外国語大学では、世界55カ国・地域の395大学と協定を結んでおり、その結びつきは強固で、コロナ禍でもこのネットワークを生かした国際交流は継続している。参加した学生からも「素晴らしい経験の場だった」との声が多く寄せられた。オンラインならではのコミュニケーションの難しさはあるけれど、同時にオンラインでも異文化交流、相互理解は可能であり、とても有意義なものになることを、IEPへの参加を通じて学生自身が実感している。
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