2021年10月20日、名古屋外国語大学は名駅キャンパス(サテライト)開設にあたりオープニングセレモニーを行った。名古屋駅から徒歩12分という利便性と緑豊かな環境に恵まれたロケーションを活かし、地域や企業とのコラボレーションを積極的に模索していく。
名古屋再都市計画の一環として西区則武新町に新たにオープンした商業施設「イオンモールNagoya Noritake Garden」。そこに併設されたオフィスビル「BIZrium(ビズリウム)名古屋」の最上階が、名駅キャンパス(サテライト)だ。館内には新たな換気システムや最新設備が導入され、徹底した防疫対策が講じられている。また、隣には洋食器の世界的ブランド「ノリタケ」が運営するノリタケの森が広がり、便利な駅近にありながら豊かな水と緑を感じる立地となっている。
オープニングセレモニーで亀山郁夫学長は挨拶に立ち、名駅キャンパス(サテライト)設立の趣旨について「これまで以上にソーシャルディスタンシングに配慮し、学生の不安を少しでも取り除き、精神的なゆとりをもって学ぶことができる空間を提供することにある」と述べた。 全学生の3分の1が利用する予定で、恵まれた立地を活かし、地域や企業と連携しながら逞しいビジネスマインドと先端的な感性を備えた「世界人材(World Human Resources)」の育成を目指す。
学生からは、山本裕香さん(大学院国際コミュニケーション研究科博士前期課程)が登壇。院生・学生を代表して「名古屋駅周辺の都会にありながらも、日進キャンパスに劣らない緑豊かな環境が周囲にあり、心にゆとりをもって学ぶことが出来ると思います。まだ対面授業が叶っていない大学もある中で、このような環境で学べることを感謝しつつ、より勉学に励んでまいります」とスピーチを行った。
最後に中西克彦学校法人中西学園理事長も「コロナ禍でのオンライン授業により、学生同士または先生方との交流が思うようにできない現状を打開すべく、サテライトキャンパスを開設したことは正しい決断であったと確信しております」と述べ、多くの学生が安心して活用することへの期待を寄せた。