工学院大学(東京都新宿区)の学生プロジェクト「工学院大学ロボットプロジェクト」が、2017年6月11日(日)に行われる「NHK学生ロボコン2017」に出場することが決定。学内の充実した研究施設を活用しながら、受け継がれてきた技術と知識によって「NHK学生ロボコン」への10年連続出場が実現した。
工学院大学の学生プロジェクトは、学生グループによる理工学に関する自主的な創造活動を活性化して、創造性を育むと共に、社会でリーダーとして活躍できる人間に成長することを目指して活動している。
中でも設立17年を迎えるロボットプロジェクトは、毎年開催される「NHK学生ロボコン」と、その優勝校が日本代表として出場する「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」への出場を目標に活動。毎年新たな競技テーマに基づいて、アイデア出しから、その製作と競技出場までの全てを学生自身が行っている。また、他大学と合同のコンテストでの優勝やデザイン賞の受賞を目指してレベルアップを図り、創造性や技術力を磨くとともに、その一員として製作に取り組むことでコミュニケーション力も養っている。
プロジェクトの学生代表である酒井 勝海さん(工学部 電気システム工学科3年)は、「私たちは目標である優勝を達成するために、“優勝できる”ロボットの製作をコンセプトに、チーム一丸となり実験を繰り返しながら問題点を洗い出し、試行錯誤を重ねロボットの最適化を図ってきました。プロジェクトの歴史と共に、先輩たちが培ってきた技術基盤と最適化を目指したロボットを武器に大会に臨みます。」とコメントしている。
工学院大学の学生プロジェクトは様々な分野で活躍しており、ロボットプロジェクトのほかに、2017年7月に「Birdman Project Wendy」が第40回鳥人間コンテスト2017」への出場を決定、2017年10には「ソーラーチーム」がオーストラリアで行われる世界大会に参戦を予定している。