2015年8月、上海交通大学による「世界大学学術ランキング2015」が発表され、名古屋大学(愛知県名古屋市)は77位(国内3位)にランクイン。名古屋大学は2014年の101-150位より飛躍的に上昇し、一方で昨年国内4位だった大阪大学は7ランク順位を落としました。全体では、昨年同様、ハーバード大学(米)が1位を獲得。日本の大学トップ2は、1位東京大学(全体21位)、2位京都大学(全体26位)で、こちらも昨年と同じ結果となりました。
「世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities、略称ARWU)」は研究機関としての大学の貢献度を評価するランキングで、2003年6月に発表を開始して以来、毎年更新されています。ハーバード大学は、ランキング発表以来13年連続の1位を獲得。スタンフォード大学(米)は、2011年から5年連続の2位となっています。
ARWUの評価基準は、ノーベル賞やフィールズ賞を受賞した卒業生の換算数、同2つの賞を受賞した教員の数、高被引用科学者数、「ネーチャー(Nature)」と「サイエンス(Science)」に発表された論文数、「SCIE」と「SSCI」に収録された論文数、教師の平均表現(部門のパフォーマンス)の6つの指標を参考に、世界の500大学をランキングで発表しています。
なお、大陸別に順位を見てみると、上位20位中16校がアメリカ大陸と最も多く、残り4校が欧州の大学。アジアのトップは東京大学で21位となっています。
文部科学省は、2013年、国立大学法人の改革プランを発表し、今後10年で世界大学ランキングトップ100に国内大学10校以上をランクインさせる目標を打ち出していますが、今回のARWUのランキングにおいて、100位以内に入った日本の大学は、東京大学(21位)、京都大学(26位)、名古屋大学(77位)、大阪大学(85位)の4校となりました。
出典:【名古屋大学】2015年世界大学学術ランキング(ARWU)において77位(国内3位)にランクされました
【ARWU】世界学術ランキング2015