立命館アジア太平洋大学(APU)は、2023年から2026年度に限定した寮費減免制度の新規導入と、2023年度より国内学生を対象とした授業料減免の奨学金制度の変更を行う。

 立命館アジア太平洋大学の学生寮は、世界中から集まった国際学生と国内学生が生活を共にする国際的な学生寮。2023年度には学生寮を新設し、希望者全員が学生寮に入寮できるようになる。APUでは、多文化共生キャンパスと寮生活で得られるより豊かな学びの機会を、財政不安に影響されることなく受けてもらいたいという強い願いを込め、入寮を促進するために寮費の減免制度を新たに導入することにした。

 寮費減免制度の実施期間は2023年度から2026年度。減免期間は11か月分(入寮期間中)。11か月分の寮費が半額(住居費・共益費・水光熱費・寝具レンタル費の合計)となる。申請基準は、国内学生の入寮希望者でJASSO給付奨学金受給者。支給枠は60名。また、海外からの国際学生を対象とした寮費減免制度についても同時に実施。国内学生とは条件が異なり、家計収入450万円未満の70名が対象となる。

 このほか、「APUで学んだ人が世界を変える」を自ら体現し、ロールモデルとしてAPUを牽引してくれるような高校生に進学してもらえるよう「国内優秀者育英奨学金制度」を見直した。入学試験合格者のうち成績が優秀なものに支給される奨学金で、実施開始は2023年度4月入学者以降。対象者は、4月・9月入学の国内学生(編入・転入学は除く)。奨学金支給額は、これまで授業料の半額だったが、授業料の全額に相当する額(100%減免)となる。支給枠は37名。学期ごとに成績による継続審査を条件に最大4年間支給する。

参考:【立命館アジア太平洋大学】【2023年度】奨学金についてのお知らせ

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