武蔵大学で英ロンドン大学との国際プログラムを受講している学生11人が2021~2022年度、ロンドン大学の学位を取得した。今後、このプログラムは経済学部から2022年4月に開設された国際教養学部に移行し、定員を拡大する。
武蔵大学は2015年度からロンドン大学の学位を取得できる国際プログラムを日本で初めて実施した。授業はすべて英語で、内容も専門性が高い経済経営学とあって、2018~2019年度は第1期生2人、2019~2020年度は第2期生4人がロンドン大学の学位を取得するにとどまった。
しかし、2020~2021年度は第2期生1人と第3期生10人、2021~2022年度は第3期生1人と第4期生10人が取得するなど、厳しいプログラムにもかかわらず、取得者が大きく伸びている。履修生は東京都立桜町高校、静岡県立静岡東高校、千葉県立佐倉高校など一般的な進学校出身者が多い。武蔵大学は4年間継続してプログラムを履修することで大きな成長につながったとしている。
学位取得者は名古屋大学大学院、楽天グループ、トレンドマイクロ、クロス・マーケティンググループ、イプソスなどに進学・就職しており、キャリア形成にも学位が大きな一歩となっている。4期生の学位取得者は「高校時代から英語が苦手で、最初は授業内容を理解するのに苦労したが、おかげでTOEICの英語スコアを入学時より200点伸ばし、第一志望の就職先に内定をもらえた。4年間苦労したことが大きな自信になった」とのコメントを発表している。
参考:【武蔵大学】ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP) 4期生10名がロンドン大学の学位を取得︕︕ ―PDPは、国際教養学部・経済経営学専攻に移行ー(PDF)