金沢星稜大学(石川県金沢市)は、SEIRYO JUMP PROJECT(ジャンプチャレンジ企画)の2017年度成果報告会を2018年2月26日に開催し、全9団体が発表を行った。このプロジェクトは、「自分を超える力をつける。」ことを目標に学生が主体となって、ボランティア・国際交流・地域貢献・大学活性化などをテーマに活動し、資金の一部を大学が支援する。
SEIRYO JUMP PROJECTは2011年からスタートした金沢星稜大学独自の学生支援プロジェクト。学生が大学生活を充実させて、かつ社会に出る前に身につけておくべき能力を養うことが目的である。併設の短期大学部からの参加も可能であったり、教職員も連携しながら活動に加わったりと、大学全体の活気を象徴する取り組みとなっている。
成果報告会では、各団体に所属する学生たちが1年間の活動を通してどんな力を身に付けたのか、いかに自分が一人の学生として成長できたのか、どれほど有意義な活動になったのかなどについてプレゼンテーションを行った。
国際交流をテーマに取り組んだプロジェクト「世界の教室から」では、夏休み期間を利用し、学生らがカンボジアのフリースクールを訪問。「一人ひとりが自分を超える海外研修」をテーマに、日本語教員ボランティアとして日本語の授業、子どもたちとの交流、現地文化講習などを行った。参加したメンバーは「慣れない環境下での生活を経て、行動力や団結力、対応力が身に付きました。」と報告した。
また、大学活性化をテーマに取り組んだ「Seiryo Cortyard Lunch Project」では金沢星稜大学のランチタイムを活性化させるために、学内の中庭に新たな移動販売車を誘致するなどの活動を行った。報告会では、全学生を対象に行ったアンケートを発表、「新規業者の開拓」や「価格の見直し」という課題についても報告した。
このSEIRYO JUMP PROJECT は2018年度も継続する予定で、新入生を迎え新たな活動が始まる。