東京工業大学は、2018年6月3日、女子高校生たちにキャンパスライフを体験してもらうイベント「一日東工大生」を開催した。毎年参加校が増えており、2018年度は首都圏各地の女子校と共学校から計18校※、189名の生徒が参加した。

 「一日東工大生」は東京工業大学の教員有志で始め、今回で4年目。2017年度に引き続き、今回も文部科学省の「高大での教育改革を目指した理数分野における入学者選抜改革」の一環として、グループワークや歩行ロボットの脚機構を創る工作実習を午前と午後に盛り込んだ。

 ランチタイムには「先輩と語ろう」と題し、参加校の卒業生で東京工業大学在学中の学生51名が後輩たちとテーブルを囲み、受験やキャンパスライフについて語り合った。ランチタイム後半は、学校ごとではなく理学・機械・電気・応用化学・情報・生命・建築・経営・融合など志望する専門ごとに分かれての質問会を行った。

 参加した高校生からは「来年、自分がそちら側になれるよう頑張ります!」という感想がきかれ、先輩企画のアンケートには高評価が並んだ。高校時代にこのイベントに参加して今回後輩たちのおもてなしを行った学生も複数おり、こうしたつながりが育つことが期待される。

※「一日東工大生」参加校
浦和明の星女子中学・高等学校、浦和第一女子高等学校、桜蔭中学校・高等学校、鴎友学園女子中学高等学校、大妻中学高等学校、お茶の水女子大学附属高等学校、川越女子高等学校、吉祥女子中学・高等学校、共立女子中学高等学校、栄東中学・高等学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校、頌栄女子学院中学校・高等学校、女子学院中学校・高等学校、洗足学園中学高等学校、東京学芸大学附属高等学校、豊島岡女子学園、雙葉高等学校、横浜共立学園中学校高等学校

参考:【東京工業大学】「一日東工大生2018」開催報告

大学ジャーナルオンライン編集部

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