スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は、2023年4月7日から4月12日にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で、2022年度の大学受験生(2023年4月に大学へ入学した学生)840名を対象に「大学受験期のトレンドに関する調査」を実施した。その結果を「受験トレンド白書2023 “ホンネ編” 」としてまとめ、公開した。
調査によると、受験勉強のスタート時期は、「高校3年生・春」が最も多く26.2%、続いて「高校3年生・夏」が25.1%だった。高校3年生の春から夏にかけて部活動を引退する生徒が多いことを踏まえると、部活動の引退時期=受験勉強をスタートする時期である学生が多いことを示しているようだ。
「大学受験期に一番我慢したことは何か」聞くと、最多は「ゲーム」22.4%だった。また上位10回答の中に「SNS」「YouTube」「Instagram」「スマホ」がランクインしており、スマートフォンの誘惑を遠ざける受験生が多かったことがうかがえる。中には『勉強以外のアプリをすべて削除した』といった回答も見られた。一方、「我慢しない」という回答も上位に位置しており、『ストレスを貯めないために我慢しすぎることをやめました。』『我慢して勉強するのは非効率だと思った』といった息抜きの大切さを主張する回答も見られた。
「大学受験で出願した学校数」は「3校」「4校」が同数で最も多く、17.4%だった。「5校」「2校」「6校」「1校」と続き、いずれも10%程度の割合を占めた。「10校以上」という多くの大学を併願した学生は6.2%だった。
「大学受験の合否を最初に報告した相手は誰か」については、「母親」が66.4%で圧倒的。2番目に「父親」が10.5%、5番目に「祖父母」が2.1%と続いており、多くの受験生が家族へ最初に報告していることが分かる。「友人」は3番目に多く9.4%だった。「大学受験の合否を最初に報告した相手には、どんな手段で報告したか」聞くと、「直接伝えた」が最も多く52.3%、続いて「LINEで伝えた」31.8%だった。
「大学受験終了後、自分へのご褒美は何だったか」聞くと、最も多かったのが「旅行」18.7%で、『友だちとの卒業旅行』や、『家族旅行』を楽しんだという回答が多く見られた。コロナ禍が収束に向かい、遠出した学生が多かったと考えられる。続いて「遊び」「友だちと過ごす」が続いた。我慢したこととしては「スマホ」「SNS」関係の回答が多く挙がっていたが、ご褒美はリアルな体験系が多く見られた。
自由記述欄には多くのメッセージが寄せられた。
「1回目の受験での一番の失敗は、『もう間に合わないと思うのが早すぎた』ことです。模試の判定的にも、それにこれまであまり勉強してこなかったと思っても、今からやろう、と思える強さが大事だと思います。最後まで諦めないって口で言うほど簡単ではないけれど勉強をサボってしまった自分を責めるのではなく、それも自分だと受け止めて前に進んでほしいです!心から応援しています。」
「今しか出来ないことだと思うので、後悔がないようにしてください!推し活とかSNSは無理に我慢することはないと思います。それを励みに頑張れるようにすれば大丈夫です。自分のペースで目標に向けて頑張ってください!」
「自分が後悔しない一日を毎日過ごして欲しい。今夢がない人は、夢を見つけるためにも、夢がある人は夢を叶えるためにも、勉強は必要になる。そうすると一見無駄だと感じる勉強が無駄では無いのではないかと感じることが出来、楽しめると思う。精一杯頑張って欲しいです!」
参考:【スタディプラス株式会社】大学受験期に最も我慢したことは「ゲーム」、受験後のご褒美は「旅行」~受験生活についてまとめた「受験トレンド白書2023 “ホンネ編”」を公開~