大阪大学と日本電気株式会社(NEC)は、大阪大学に関わる学生・教職員・卒業生などすべての構成員の統合ID基盤「OUID(Osaka University IDentity)システム」を構築した。2024年4月からはNECの顔認証技術を活用した入場管理を国内大学最大規模で導入する
OUIDシステムでは、在籍中の大阪大学の学生及び教職員約3万人に加え、入学前や卒業後・退職後を含めた生涯的なID活用を想定。システムを活用したアプリケーションの第一弾として、2024年4月からNECの生体認証「Bio-IDiom」(※1)の中核技術であり、世界No.1の認証精度(※2)を有する顔認証技術を活用した入場管理システムをキャンパスの屋内外計26カ所に全学共通のインフラとして設置・導入する予定。国内の大学で最大規模となる。
今後も、デジタル学生証や教職員証機能などの検討を進め、本の貸出・返却、自習室の混雑検知、授業の出欠管理、卒業後のリスキリング・リカレント教育や資格取得・活動等の情報など、大学卒業後のキャリア形成にも資するものとなるよう大学全体での利活用、DX推進に取り組む。
(※1)「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現する。
(※2)米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得。NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではない。